トランスビット
トランスビットの開発ノート Webサイト制作に役立つTipsやトラブルシューティングなどの備忘録 - 2015年3月 -

Dreamweaverを捨てきれない理由

お陰様で、昨日子供が卒園しました。
幼稚園で使っていた制服だとか物だとかは半分以上片付けたのですが、捨てることができない物って意外とたくさんありますね。特に、絵なんかは親から見て微笑ましい物が多いので、月替わりで飾ろうかなーとか思って、クローゼットの上の方にしまっておきました。額買わないと……!(親馬鹿)

捨てきれないと言えば、Dreamweaver。
Dreamweaverは、私がSublime Text 2(今は3使ってますが)を使い始めるまでのメインエディタでした。使用暦は、12年くらいになるかも。
確か、cs4あたりからZen-Coding(後継はEmmet)を入れて使ってました。

さて、まずはDreamweaverの欠点から。

  1. 重い
  2. 落ちる

どっちも開発ツールとしては致命的。
保存時にエラー出して固まったりするので、洒落になりません。頻度も多すぎました。

次に、Dreamweaverの良いところ。

  1. プレビュー機能
  2. 強力なサイト管理機能(リンク保持や単体ファイルの検出、テンプレート機能)

プレビュー機能は、マルチディスプレイ環境ならブラウザを常に表示しておく領域が確保できるから要らないって人もいるでしょうが、そうでない場合、どのみちブラウザで確認するとはいえ、あったら便利です。

ただ、フォントサイズの指定にremを用いていると、デザインビューは崩壊としか言いようのない状態になります。
私がメインで使っていた最後のバージョンはCC無印で、ライブビューからの編集はできなかったし、あまり正確でないプレビュー(css3の対応がいまいち)だったので、ブラウザで確認とっていましたが、CC (2014)ではライブビューからの各種修正もできるようになっています。もちろん、css3の疑似セレクタもきちんと理解してくれます。

今ではWordpressの案件がほとんどなのと、それ以外の案件は数ページの小規模サイトが多いのであまり起動することもありませんが、静的ファイル全体のリンク構成を保ちつつ、特定ファイルを別階層に移動……みたいな作業が必要なときは、Dreamweaver一択です。きっと、替わりになるものはないんじゃないでしょうか。
これまでにたくさんのサイトをテンプレート機能を使って作ってきたので、それらサイトの修正にも必要……ということで、Dreamweaverは当分ランチャーの隅に居座りそうです。

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WordPressのtime()はちょっと違う

3月って、やらないといけないことがたくさんありますね。確定申告は、3月頭に終わらすことができました。
毎年e-Taxサイトで申告データ作成しているのですが、今年はとある箇所の自動計算で引っかかってしまい、どうやっても自動計算の値がおかしいのでe-TaxサイトのサポセンにTELし、あーだこーだ状況説明。
30分くらい調べてもらって「上司と話してわかりました!」とかいう結論が……。

「今年はそういう仕様です。あとは所轄の税務署と相談してください」
ちょ、仕様とかwwそんなわけないやろwwwww

幸い、丸投げされた所轄の電話相談窓口の税理士さんはとっても親切な方だったし、e-taxソフトでの申告データ作成(紙申告に限りなく近い)で事なきを得ました。
……来年はちゃんとバグ潰しといてよね!(怒)

長い前振りでしたが、今日のテーマは仕様。
Advanced Custom Fields(以下ACF)のDate and Time Picker アドオンを使って、日付+時刻をカスタムフィールドで入力できるようにしました。
ACFのDatePickerの解説にある例(Query posts based on date)のように、現在日時より開始日時が早くて終了日時が遅い投稿を絞り込みたい場合、meta_queryを使って開始日時と終了日時それぞれを現在日時で比較し、andでくくって取ってくればいいわけです。
そこで、現在日時をdate_i18n(‘Y/m/d g:i a’);として絞り込もうとしたんですが、何も引っかからない。
データベースをのぞいてみたら、案の定、日時はACFから指定したフォーマットではなく、UNIXタイムスタンプ形式で格納されていました。
それならtime()使えばいいやと現在日時をtime()にするも、何も引っかからない……。
何が悪いのか全くわからず色々ググッていると、Codexでcurrent_time()とかいう関数のページを見つけました。
current_time(‘timestamp’) は、ブログのローカルタイムを受け取りたい場合に time() の代わりに使うとよい。WordPress では、PHP の time() は常に UTC 時刻を返す。これは、 current_time(‘timestamp’, true) を呼び出すのと同じ結果となる。
これ。これですよ。普通、こういうのを仕様って言うんですよね!!?

// $today = date_i18n('Y/m/d g:i a');  誤:データはUNIXタイムスタンプで格納されている
// $today = time();                    誤:current_time('timestamp', true)と同じで、 UTC 時刻を返す
$today = current_time('timestamp'); // 正:Wordpressではtime()の代わり

$args = array (
    'post_type' => 'post',
    'meta_query' => array(
		array(
	        'key'		=> 'start_datetime',
	        'compare'	=> '<=',
	        'value'		=> $today,
	    ),
	     array(
	        'key'		=> 'end_datetime',
	        'compare'	=> '>=',
	        'value'		=> $today,
	    )
    ),
);

今回もCodexのお陰で無事解決。
current_time(‘timestamp’)を使うことで、思い通りのqueryを得ることができました。

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Custom Post Type UIとAdvanced Custom Fields

椿さんが終わったのに、なんで春がやってこないんでしょう……毎日寒い。
そう言えば、皆さん縁起物に買う順番があるって知ってました?
熊手で掻き集め、それをザルですくい、扇子で広げ、最後に俵にして積み上げるんだと、露店のおばちゃんが教えてくれました。
去年は知らなかったので、掻き集めた後、いきなり俵にしてましたwwwww

さて、最近使って便利だと思ったWordpressのプラグイン、そして必要に駆られてできたコードを書いてみます。

カスタム投稿タイプをとカスタムフィールドをプラグインで管理してみる

カスタム投稿タイプもカスタムフィールド(以下CF)も、function.phpに直接ゴリゴリ書いた方が使い回しやすくていいんじゃないのかと思っていたのですが、3つ以上カスタム投稿タイプが必要な案件では、流石に管理が面倒なのでCustom Post Type UIというプラグインを使ったりします。
いろんなサイトで紹介されているだけあって、本当に簡便極まりないですね。
ついでにCFもAdvanced Custom Fields(以下ACF)というプラグイン使ったりするようになりました。
これもまた、いろんな(ry

でもACFの場合、カスタムフィールドを含めた絞り込み検索を実装しようとすると、高確率で煮え湯を飲まされます。超危険!
なぜなら、チェックボックスのように複数値を配列で保存するものは、データがシリアライズされて保存されるため、meta_queryでINが使えないのです。LIKEを使ってもいいのですが、複雑な検索要件ならお手上げです。
ACFにこだわらず、配列をシリアライズせずに値をユニークに保存してくれる別のプラグイン(例えばSmart Custom Fields)などもあるので、大人しくそっちを使っとけば万事解決なわけですが、ユーザープロフィールへのCF配置ができるプラグインって、ACFくらいしか見かけません……。

そこで、よーく考えてみました。

要は、ACFでチェックボックスのCFを実現しようとするからいけないんです。
チェックボックスのCFは、function.phpにゴリゴリ書けばいいんです。

ということで、ユーザープロフィールにチェックボックスのCFを設置するコードの中で、個人的に一番悩んだ保存方法を覚書き。

// ユーザー情報追加項目(好物情報)の保存
add_action( 'edit_user_profile_update', 'update_extra_profile_fields' );
function update_extra_profile_fields( $user ) {
  $user_id = $_POST['user_id'];
  $food = $_POST['food'];

  if( !empty( $food ) ) {
    delete_user_meta( $user_id, 'food', '' ); // まずは全消し
    foreach ( $food as $foods )
      if( $foods != '' ){
        add_user_meta( $user_id, 'food', $foods, false );
      }
  } else {
    delete_user_meta( $user_id, 'food', '' );
  }
}

要は、値の個数分add_user_meta()してやればいいんですね。表示する場合も同じように、個数分get_user_meta()すればいいわけです。
今回もwordpressのCodecとフォーラムの過去ログにお世話になりました。
毎回質問してみようかと思うんだけど、答えの近似値って探せばある……ありがたいことです。

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